ききみみずきんの鞄
2015-07-26T21:32:48+09:00
kimipoem
ポケットには納まりきれないものを…(笑)
Excite Blog
2015.7.26
http://kimipoem.exblog.jp/24728637/
2015-07-26T20:45:00+09:00
2015-07-26T21:32:48+09:00
2015-07-26T20:45:52+09:00
kimipoem
音楽
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%90%E3%81%A3%E3%81%99%E3%82%8A%E7%9C%A0%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%83%83%E3%82%AF-%E3%82%AA%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%90%E3%82%B9/dp/B000RY40LY
グレッチェン・パーラト
http://www.yomiuri.co.jp/otona/hobby/jazzguide/20150224-OYT8T50213.html
http://www.amazon.co.jp/Lost-Found-Gretchen-Parlato/dp/B004OCCLCA/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1437910178&sr=1-1&keywords=%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3
ブラッド・メルドー
http://www.yomiuri.co.jp/otona/hobby/jazzguide/20150224-OYT8T50213.html
Highway Rider
http://www.amazon.co.jp/Highway-Rider-Brad-Mehldau/dp/B002U33GUQ/ref=sr_1_1?s=music&ie=UTF8&qid=1437911005&sr=1-1&keywords=%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BC
The Art Of The Trio, Vol. 3
http://www.amazon.co.jp/Art-Trio-Vol-3/dp/B00000AG8T/ref=sr_1_5?s=music&ie=UTF8&qid=1437911005&sr=1-5&keywords=%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%BC#customerReviews
ジョン・コルトレーンの『A Love Supreme』。邦題「至上の愛」
http://www.yomiuri.co.jp/otona/hobby/jazzguide/20150324-OYT8T50105.html
http://www.amazon.co.jp/%E8%87%B3%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%84%9B-%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3/dp/B004Q84XFK/ref=sr_1_4?s=music&ie=UTF8&qid=1437912481&sr=1-4&keywords=%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%80%80%E8%87%B3%E4%B8%8A%E3%81%AE%E6%84%9B
ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ
ビギナーにおすすめ、60年代の「ジャジーな名盤」http://www.yomiuri.co.jp/otona/hobby/jazzguide/20120927-OYT8T00453.html
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大正期の文藝評論
http://kimipoem.exblog.jp/22034826/
2014-02-10T22:14:00+09:00
2014-02-10T22:14:32+09:00
2014-02-10T22:14:32+09:00
kimipoem
本・読書
1990 中公文庫
元は、昭和37年1月に刊行されたもの。
「本の船」で向井敏が、
「文芸批評を創始したのはだれか」
と題し紹介した本。
向井さんの紹介はこうある。
広津和郎と佐藤春夫の話法を解析し、
この二人こそ、
近代批評史上はじめて
文芸批評の何たるかを
世に知らせた批評家だ
と談じたのである。
広津和郎の名に目が留まり、
早速、図書館で求めた。
一読し、あの「自由と責任とについての考察」を軸に、
展開されている論旨に頷くばかり。
これまで漠然と感じていた事が、
整然と記されていて、
こういうのが読みたかったんだ、
とうれしかった。
思い返せば、大学に入るか入る前の頃、
中央公論という総合雑誌で紹介されているのを読んで、
初めてその本、その文章を知り、
その後の自分の支えになった。
その後に、松川事件との関わり、
小林秀雄とのトルストイ論争などを知った次第。
後年刊行された全集はありがたく、
折に触れ、あちらこちらを読んだ。
評論の部分が一番多い。
「年月のあしおと」も印象深い。
広津和郎さんについての本が出れば、
それもその都度気がつく度に求めて読んだ。
全集の後では、
「広津和郎著作選集」が一番貴重!
是非に語り継がれ、読み継がれて欲しい。
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本の船
http://kimipoem.exblog.jp/22006899/
2014-02-06T23:21:00+09:00
2014-02-08T23:35:35+09:00
2014-02-06T23:21:43+09:00
kimipoem
本・読書
1992 毎日新聞社
1985年から1991年に書かれた文章で、
その当時の新刊が対象となっている。
目次で書名を目にし、
懐かしく思うこともあれば、
全く知らず、どんな本なんだろう?と探す事もあって、
知的好奇心をくすぐられた一冊。
海老沢泰久さんの名を見て、
そうそうこの頃は海老沢さんの本をよく読んだもの。
早くに亡くなられたのが惜しい。
丸谷才一さん、熱心な読者とはいかないが、
折に触れて開いた本も数知れない。
ロバート・パーカー、
あのスペンサーシリーズ、
初期の頃出るのを楽しみに、
毎秋を楽しみにしていた。
ディック・フランシスと前後して同じ頃に毎年新刊が揃って出ていた。
ボブ・グリーンもひと頃、読んだ。
醜聞と共に離れた。
藤沢周平さん、エド・マクベイン、まだ生きていて、
新刊が楽しみだった、いい時だった。
森 銑三さん、時折思い出したかのように、読んだもの。
この本で、「武玉川選釈」を知ったのが大きな収穫。
早速、市図から、
「森 銑三著作集 続編 第九巻 曲籍篇三」
を借り出して拾い読みする。
新しい世界への誘いで喜ぶ。
谷沢永一「大正期の文藝評論」で、
広津和郎が取り上げられている事に驚き、
広津和郎の評論に親しんでいた頃を思い出す。
最近も、徳田秋声の事で一部読み返した。
書いているとキリが無いような気がしてくる。
向井敏さんの本はまだ他にもあるから、
又の機会にこの続きを書こう。]]>
今日も図書館へ行った
http://kimipoem.exblog.jp/21926967/
2014-01-26T16:37:00+09:00
2014-01-26T17:33:40+09:00
2014-01-26T16:37:11+09:00
kimipoem
本・読書
それ以上に本を借りたかもしれない。
先に返した、
「お悩み天国―治勲の爆笑人生相談室」を
楽しく読んだ。
そこからのつながりで、
「ひと目の詰碁」
趙 治勲著
マイナビ
文庫コーナーで一緒に並んでいた囲碁の本をもう一冊。
「世界一わかりやすい打碁シリーズ 謝 依旻の碁」
マイコミ
先月発売になった、三省堂国語辞典第7版。
その編纂者が、同時進行で、
辞書作りの状況を記した本があった。
これはおもしろそう。
読んだら、新刊の辞書を買いたくなる、かな?
「舟を編む」をもじったタイトル。
あの映画を思い出すだけで、読みたくなるもの。
辞書を編む
飯間浩明
光文社新書
先日読んだ、
図書館に通う
宮田昇著
で知った本。
フェルトリネッリ
イタリアの革命的出版社
カルロ・フェルトリネッリ著
知の広場 図書館と自由
アントネッラ・アンニョリ著
みすず書房
週刊文春の書評でちょっと読んでみたくなった。
「地図と領土」
ミシェル・ウエルベック著
筑摩書房
滝口さんの本をもう一冊記しておくのを忘れていた。
拝領妻始末
滝口康彦士道小説傑作選集上
いろいろ借りてるけど、
漢詩の本も一冊手元にほしい。
宋詩選注 1
銭 鍾書著
東洋文庫
探偵日和
向井敏著
に触発されて、向井さんの本を幾つか。
机上の一群
文藝春秋
背たけにあわせて本を読む
文藝春秋
本の船
毎日新聞社
書評本つながりで、
分厚い本と熱い本
丸谷才一/池澤夏樹編
今借りている本で読んでいる最中なのが、
スティーヴン・キングの文庫本。
ビッグ・ドライバー
1922
正月に見たテレビドラマ「眠りの森」。
東野圭吾の加賀シリーズだった。
加賀シリーズ、なんか読んでみようかな?
ラインナップを眺めていたら、本格派なのがあって、
これはどうだろう?と手にしたのが、
私が彼を殺した
講談社
それから、時々むしょうに読みたくなる土屋政雄訳。
月と六ペンス
モーム
日本文学の歴史1
古代中世篇1
ドナルド・キーン
東京創元社のサイトで知った、
試行錯誤
バークリイ
市立図書館の書庫にあったのは、
昭和33年刊行の世界推理小説全集69巻だった!
造本を損なわないように丁寧にページをめくらねばっ
それから、図書館をめぐっている最中に、
レンタル屋さんのポイントが5倍なのと、
源泉徴収の戻りがあったのとを思い出し、
前々から気になっていた文庫本を買った。
ラヴクラフト全集 1
ロング・グッドバイ
村上春樹訳
影武者徳川家康 上
隆慶一郎
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いろいろ本を手にして
http://kimipoem.exblog.jp/21921997/
2014-01-26T00:31:00+09:00
2014-01-26T01:09:10+09:00
2014-01-26T00:31:47+09:00
kimipoem
本・読書
あっ、これ読みたいな♪
と思って何気に借りる。
そうして借りた本が、
次第に溜まって、
たまの休日に返す時、
とても重い。
10年も英語を勉強してて、
未だに、英語で日常会話も出来なければ、
英字新聞も読めない。
それでも、まだ、英語の本を図書館から借り出している。
いつか欧米に行きたいという夢があるから。
その望みも果てた時、
ようよう英語から開放されるのかもしれない。
海外旅行英会話早わかり
MEMOランダム編
ほんとうの英会話がわかる
ロジャー・パルバース著
ラジオ番組を録音して聞いている。
その予約を入れるために、
NHKFMの番組表を眺めていると、
土曜日の午前中にある、
ウィークエンド・サンシャイン、
が気になる。
ラジオのこちら側で
ピーター・バラカン著
岩波新書
ただただ楽しみで読む、
ミステリー小説。
随分幅広く、多くの小説が有って、
それでも、なかなか気に入った作品には、
そうそうお目にかかれない。
自分の好みと同じ傾向の人による紹介を目にしたり、
書評で気になってとりあえず読んで見たりする。
探偵日和
向井敏著
毎日新聞社
制裁
アンデシュ・ルースムンド&
ベリエ・ヘルストレム著
ランダムハウス講談社
先月か先々月に図書館で行われた、
ビブリオ・バトルで、優勝したのは、
リーダーシップについての本を紹介した人。
そこで例として挙げられたリーダーシップの話に感心した。
リーダーがリードするリーダーシップというイメージがあるが、
そうではなく、ただのメンバーが、
その場にふさわしい行動を呼びかけて、
その場をリードするのも、リーダーシップ。
柔軟で、奥のあるリーダーシップが暗示されている。
リーダーシップ3.0
小杉俊哉著
祥伝社
二三年前、デジタル放送が始まり、
それを機会に衛星放送を見出す。
そうして、Jスポーツというチャンネルで、
海外ラグビーに夢中になる。
最初は、シックスネーションに魅せられた。
その後、スーパーラグビーにも魅せられる。
昨年は、そのスーパーラグビーに、
日本人が二人、レギュラーメンバー入りした記念すべき年。
その年に、ン十年ぶりにジャパンが、ウェールズを破った。
また、その年に、往年の名プレーヤーが、
第一線を退いた。
心で見る
坂田好弘著
ベースボール・マガジン社
書かれてある事柄に惹かれて読む小説とは別に、
文章の味わいで惹かれる文学がある。
もう今ではあまり読まれていない時代小説の中に、
凄い書き手が居る。
悪名の旗
滝口康彦
今の海外文学の書き手も、目が離せない。
ブルックリン・フォリーズ
ポール・オースター著
新潮社
広く深い海外文学のどれくらいを読めるのだろう?
到底自分ひとりでは読めない世界へ案内してくれるものも、
欠かせない。
完全版 池澤夏樹の世界文学リミックス
著作には馴染めなくても、
気になる書き手が居る。
そんな文学者は、
エッセーなどの横道から近づくのがいいのかもしれない。
人生の色気
古井由吉著
新潮社
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秋の京都
http://kimipoem.exblog.jp/9784686/
2008-10-30T22:13:51+09:00
2008-10-30T22:14:38+09:00
2008-10-30T22:14:38+09:00
kimipoem
季節
京都の秋はまだこれからでした。
小雨後曇りの空模様でちょっと肌寒い。
清水寺は、三度目か四度目で、
いつもながら参拝客が多い。
入場券を見るとちょっとしゃれた紙に、
秋ヴァージョンの装いで、
おお、金かけてんな!
と感心する。
嵐山に着いたとて、
取り立てての感激は無く、
いつかどこかで見た風景の中に降り立った気分である。
「京都嵐山美空ひばり座」と改名した、
「美空ひばり館」があって、
知らず、ちょっと驚く。
入らなかったので、何故ここに?
の謎はそのまま。
嵐山のトロッコ列車は、知る人ぞ知るで、
私は知らない人でした。
保津峡に沿い、旧山陰本線を利用した路線で、
五両編成の内、一両がオープン車両で、
当日のような天気では本領を発揮できませんね。
16時50分トロッコ嵯峨出発の便でしたが、
この時期、遅い。
駅周辺のアップライトが味わえるのが特典ですが、
紅葉は未だです。
車窓から見下ろす保津川がちょっと陰気。
もっと明るければ、
峡谷の暗さも味わいがあったでしょう。
保津川下りは、乗ってみたい!
と思わせる。
結構浅瀬での波がここかしこに多くあって、
これは、スリル満点、涼感申し分なさそう♪
紅葉の中を下るのはどんなに気持ちいいだろう?
しかし、人が多いだろうな…
途中一二度、止まります。
上の方に、現在の山陰本線が見え、
そこでも止まっていました。
暮れる夕空をバックに車内の明るさが際立つ。
又、ハイキングコースの途中、
愛宕山の山頂にある展望台も見えました。
ガイドによれば、東に向かえば、
高尾との事。
二十年以上も前にぶらりと神護寺を訪れた際には、
紅葉の真っ盛りの中、人影少なく、
静かな京の山奥をたっぷり堪能できました。
明恵上人の心遣いに感謝したものです。
亀岡に着いた頃はとっぷりと暮れていました。
天気不良、時間遅し、でも、
ほぼ満員。
盛況の事業で、
保津川下りが出来なかった方への慰めとして十分か、
もしくは、悔しさ未練倍増でしょう。
ここから高速までが、又、長く、
ちょっと転寝してもまだ暗闇の中を走っており、
道に迷ったのではないか?
と不安になったりする。
ようよう高速の明かりの中へ入ってホッとするも、
まもなく、渋滞で延々と続くテールランプの明かりを見たら、げんなりでした。]]>
聞く楽しみを
http://kimipoem.exblog.jp/9161469/
2008-07-27T22:30:59+09:00
2008-07-27T22:31:26+09:00
2008-07-27T22:31:26+09:00
kimipoem
聴覚障害
楽しめる時が殆ど無い。
難聴ですと、何かをしながら聞くということが出来ません。
話をしながら仕事をするとか、
家事をしながら話をするとか出来ないのです。
する事を止めて、聞くことに専念せねばならなくなる。
それでも、よく聞こえないことがあって、なお更悲しくなりますが、
それはさて置き、勝手に一人で居られた独身の頃が一番よく、
聞くことを楽しめていたと思います。
高校から大学時のラジオや、
仕事をし出してお金に余裕が出来、レコードを買えた頃が、
そういう幸せの絶頂でした。
家庭に入ると、いつ誰が話しかけるやら分からず、
話しかけてきたらそちらを優先せざるを得なくなるので、
ヘッドホーンをかけて、周りから遮断された世界に入るのは、
無理が生じます。
加えて、歳と共に大きくなる耳鳴り。
必要なとき以外は、耳を休めようという気持ちに傾きます。
そんなわけで、音を消して、
テレビを見たり、DVDを見たりしています。
本を読むのが一番無難…
その読書にも、聞く楽しみがまとわりついています。
在京ラジオ「読書番組」盛況
http://www.yomiuri.co.jp/book/news/20080709bk0a.htm
(2008年7月9日 読売新聞)
NHKの私の本棚や日曜名作座を楽しんだこともあり、
民放も含めていろいろな声を楽しんだこともあります。
そういう思い出を持ちながら、聞けない今だけに、
こういう記事は泣ける…(笑)
好きな声を聞きながらゆったり時を過ごす、
なんて、ものすごくうらやましい!
嫉妬を感じるくらいです。
書きながら、関光男さんのお声を思い出し、
涙が出そうになる。
馬場こずえさんのお声にもたくさん元気を貰ったっけ♪
なんかね、お気に入りの声を探したくて、
閉じこもりたくなりました(爆)
〉音を消して、テレビを見たり、DVDを見たりして
居るところに、家族が来て音を出し、
それが聞こえたりすると、意外なスイッチオンがかかります。
「田舎に泊まろう!」を見ていると、
途中から、音楽入りになる事がある。
下条アトムさんの時には、「思い出のグリーングラス」がかかり、
麻丘めぐみさんの時には、カーペンターズが聞こえてきた。
カーペンターズくらいになると、
娘が「アッ、この曲知ってる!」と来る。
「思い出のグリーングラス」だと、こっちが突っ込む。
そんな時、聞こえる能力が少しでも残って良かった、
と本当に思います。
聞く楽しみ、どうぞ、私の分まで楽しんでください。]]>
わが身から時代を見る
http://kimipoem.exblog.jp/8978155/
2008-07-06T16:23:22+09:00
2008-07-06T16:23:44+09:00
2008-07-06T16:23:44+09:00
kimipoem
時代
なら、自分はどこに…?
おそらく、下の方であろう。
年々、所得が減ってきている。
なんとはなしに、
ボーナスが貰えるか貰えないか?
という辺りで、線引き出来るような気がします。
バブルの頃は、経営が苦しくとも、まだ、注文があったが、
バブルの後始末の後、具体的に言えば、
銀行等の倒産があり、
諸会社の中に、何とかホールディングという社名が広がりだした頃、
辺りだろうか、段々と仕事の絶対量が減ってきた。
原油を始めとする諸原料の高騰による不景気が加速している現況を、
今の勤め先の在庫に見ることができます。
その在庫は、各社や各店舗で用いられる伝票類です
それまで、幾らかあった工場内の仕掛品がサーッと潮が引くように無くなり、
入ってくる注文は、小口で急ぎのものばかり。
どこも無駄を省くと言えば聞こえがいいが、
言い方を変えれば、余裕が無くなっている。
文字通り、先が見えない毎日が続いています。
仕掛かり在庫がまだ幾らかなりともあれば、余裕であり、それらをする明日も見えたのですが。
減っていく所得、高騰していく諸物価、となれば、
昔学んだエンゲル係数を思い出します。
あれは、社会の進歩の目安であったが、そうであれば、
今は、確実に後退していると言える。
自殺者の増加も、その証でしょう。
人心の荒廃については、また、別の機会に触れます。
ここでは、日々家計簿をつけて思うことを記してみる。
エンゲル係数は、確かに我が家でもウナギ上りですが、
衣食住費以外のもので、自分が生きるに本当に必要なものか?
と問いたいものが多々ある。
自動車、生命保険、携帯電話等を、ばっさり切り捨てれたらどんなにいいか…
自動車の維持費が総額でどんなにかかっていたか…
生命保険は、明らかにかけ方を間違えていた。
そのかけ方を含め、お金の使い方を若かりし日の自分にキチンと教えたい。
携帯電話、功罪いろいろあって、意見が大きく分かれるけれど、
無ければ、不便なだけで、我が家でたちまち暮らしが困る事は無いように思える。
その他、教育費、やっぱり高く感じます。
将来の日本を支える経費ともいえるのですから、
もっと公費でまかなうべきでしょう。
一般経済で消費の冷え込みは大きな問題ではあるが、
一個人として、
車が無くても暮らせる生活、
生命保険が無くても安心な社会保障、
安い教育費、
は、相当な魅力です。
公共の社会基盤が整備され、きちんとした最低限の生活が保障されるのなら、
税金が高くてもいいと思う。
しかし、その税金の使用での不正があまりにも多過ぎる。
まだまだあるはず、としか思えないこの頃のニュース等です。
社会一般の問題を論ずれば、まとまりがつかないので、
自分の仕事や我が家の家計簿をにらみながら、
ちょこっと、書いてみました。]]>
障害者側からの一つの意見
http://kimipoem.exblog.jp/6791803/
2007-04-29T10:36:55+09:00
2007-04-29T10:36:55+09:00
2007-04-29T10:36:55+09:00
kimipoem
未分類
http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/renai/20070428us41.htm?from=yoltop
2007年4月28日 読売新聞
阪神大震災を機に、ボランティアの重要性が認識され、各地で多彩な活動が展開されるようになったが、内情は一人一人の自主性に任せっぱなし。社会的な支援体制は不十分だ。いまだに「ボランティアをやりたいが、どこにいけばいいのか」という問い合わせが文部科学省にも舞い込む。
「人が社会と出合い、その力となるには、人を育て、支援するための専門機関や、縁結びのためのシステムが不可欠。米英では、そこにきちんと社会資本を投下しているからこそ、大勢が活動に参加でき、ボランティアが社会の大きな力となっているのです」
この辺り、激しく頷きます。
私がこの二三年関係した聴覚障碍関係団体での経験から思うことを、
しばらく、書いてみたい。
全くの個人的意見で、
同じ聴覚障害者でも意見が異なる人がいることをあらかじめご了解ください。
聴覚障害者が一番よく接するボランティアは、要約筆記でしょうか?
今後、手話と当等の通訳事業を目指す状況に入っていますが、
事はなかなかそう簡単に運ばない様々な事例があります。
私見では、難聴者は、健聴者と共に歩むべきで、
難聴者だけでの団体活動は、あまり展望が開けないのではないか、
と思います。
ですから、私は、これからの世の中で難聴者が住みやすい状況を作るには、
健聴者と一緒に活動する必要があると思うのです。
その為には、健聴者が難聴者を理解し共に活動する基盤作りが必要です。
そういう考え方が、この記事とリンクするのです。
例えば、要約筆記者の養成を、これまでの行政によるもののみに止まらず、
企業にもサポートしてもらう。
サポートの度合いは企業それぞれに応じて決めますが、
企業はコスト意識が強いものですから、
要約筆記者養成の効果が上がるような対応まで踏み込めるでしょう。
養成の歩留まりが向上して、要約筆記者が確実に増える見込みが立つのではないか?
又、そういう活動を通して難聴についての理解を得られた企業に、
その理解をさまざまな状況で活かしてもらう。
接客の場でも、雇用の場でも、商品開発の場でも、
それは十分有意義であると思われます。
また、せっかく養成できたボランティアが継続して活動できるよう、
物心共々サポートする体制も必要だと思うのです。
ボランティアのモチベーションを高めたり維持するそれです。
無論、ボランティアに必要な器具や施設なども補充する必要があります。
行政のみならず、広い意味での社会資本を有効に使わせてもらいたい、
という発想です。
日頃思っていることを、ふと思いついて一気に書きました。
思い込みが強すぎて、読んで分からない所がありましたらすみません。
機会を得ながら、追々書き足したいとも思います。
その中で、だんだんに十分な説得力を得、理解を得られたら幸いです。]]>
企業風景
http://kimipoem.exblog.jp/6585899/
2007-03-10T21:17:00+09:00
2007-03-11T00:08:31+09:00
2007-03-10T21:17:29+09:00
kimipoem
未分類
他人事とは思えず、引き込まれる。
というのも、自分の会社での仕事状況が、
こういう食うか食われるかという企業風景を如実に反映しているからなのです。
一昨年、一番大きな仕事先の仕事を殆ど失いました。
筆頭株主が変わった影響です。
収益が既にかなり圧迫されていたので、
他に行きかけた仕事が戻る一幕もありました。
しかし、売り上げが大きく落ち込んだ影響は、
仕事量の減少として、機械の稼動・人事に大きな影を落とす。
今年は、お得意さんが大型の吸収合併をして、
仕事量が格段に増えて、
二月末に、三月一杯かけても終わらないほどの仕事が流れ始める。
しかし、以前のようなことが又起こらないとも限らないので、
これに対応した設備投資等は、されない。
もししたら、いつか、過重になったそれにどう対処するものか、
非常に重いものがあります。
企業は危機に陥っても、雇用者が保護されるようなシステムが必要とも思われる。
しかし、そうなった時に、人々にとっての仕事に対するメンタリティーな部分はどこへ行くのだろうか?
私が大卒の時石油ショック以後の波にさらされたのですが、
今の波の方がもっと大きく強いものがあります。
その波にやがて向かう自分の子供たちのことを思うと、
これも他人事ではありません。
世を愁る見識者の本を棚から取り出す事が多くなりました。
経済の勉強も重要ですが、
政治の選択で世の大勢が投げやりにならず、
きちんと選択していく重要性を思って、ちょっと息苦しい気分になるときもあります。]]>
時をかけるききみみずきん
http://kimipoem.exblog.jp/3950514/
2005-12-25T23:01:38+09:00
2005-12-25T23:10:42+09:00
2005-12-25T23:01:38+09:00
kimipoem
時代
その資料は、岡大にあります、
と言われました。
この12月に入っても一度ありました。
以前学生で何気なく利用していたのとは違い、
今は、学外者として手続きを踏まねばならず、億劫です。
その時、レファレンスをしてくださった方が、
そんなに入りにくい事もないと思いますよ、
と背中を押してくださったのも何かの縁。
その翌日曜日の午前、出向きました。
やっぱり申請書と身分証明書は要ったものの、
済んでしまえば、あっけない。
その時の目当ての資料は、新館の二階か三階にあると案内される。
あの頃は、まだ裏庭とでも言っていいような、
何もなかった、ただっ広い所に、
本館よりも高い建物が建っています。
森閑とした、人影まばらな各階を上がりながら、
それぞれの開架をたどって、本の背中を見る。
書庫に入ったらしく、無くなった本もあれば、
今尚健在の本もある。
以前よりは、洋書の割合が多い。
そうして、開架書架の本が二倍、いや四倍は増えている。
30年かかってこういう風に本が増えたんだ…
私が学生の時には無かった可動式の書架もありまして、
そこにあった目当ての雑誌バックナンバーを手に取り、
新しい眺めを横にしばらく読みふけりました。
読み終えれば、辺りにはいつの間にか学生たちが増えている。
あの頃の自分と同じように本の世界に魅了されている人もいるのだろうか?
それとも、ただの資料として使っているだけなのだろうか?
この図書館で出会えて良かった何冊かの本を検索してみれば、
どれも書庫にしまわれて、ちょっと寂しい。
あの頃に比べて、大学図書館と市内の公共図書館との落差は小さくなりました。
市立図書館、そして県立図書館、そんなに見劣りしてないぞ。
そう思えました。
市内の市立&県立図書館は、それぞれ所を変え、建物も変わりました。
でも、ここ大学図書館は、変わらず。
あの頃の思い出を大事に封印して保存してくれている。
外に出て、車に乗る。
自転車に乗って出入りしていた時から30年たって変わった事のひとつ。
過去から現在に戻った気が、一瞬、しました。
この思い出の一文を書き上げた次の日曜日の夕方、
県立図書館で、又、
お尋ねの本は大学の図書館にあります、
と言われました。]]>
情報社会のなかの難聴の世界 (前半)
http://kimipoem.exblog.jp/3660015/
2005-10-22T12:48:31+09:00
2005-10-22T12:47:49+09:00
2005-10-22T12:47:18+09:00
kimipoem
聴覚障害
これから、皆様に、
インターネットでのニュースをとおして、
難聴について関心を持ってもらい、理解していただきながら、
この県立図書館のことも、その利用面から、合わせてご紹介していこうと、
思います。
どうぞ、よろしくお願いします。
インターネットの検索で有名なグーグルで、
指定した言葉を含むニュースを、メールで送信してくれるサービスがあります。
ここに、今年の3月から4月にかけ、
「難聴」と「聴覚障害」を登録しました。
7月から8月にかけ、150件に達しました。
まず、最初に、それらの中から、
2005年の3月から8月にかけての「今」を感じさせられた、
ニュースを紹介します。
〔20005年3月から8月にかけての難聴の世界〕
今年のプロ野球開幕時、
中日ドラゴンズの石井投手についての記事を一番多く見かけました。
彼は、補聴器をかけて投げ、
高校野球横浜地区で「サイレントK」という異名を取りました。
そういう書名の、彼の本が出ています。
こちらが、そうです。
『サイレントK 沈黙のマウンド
石井裕也著
1999 日本文芸社』
練習試合ですけれども、
あの松坂大輔と投げあい完投したそうです。
すごいですね。
しかし、その松坂にホームランを打たれました。
それは、ともかく、その本には、
おかっぱ頭で補聴器を隠している写真もあります。
そんな彼も、勝利投手としてお立ち台にあがりました。
この夏の高校野球で、地区予選での難聴球児の記事がいくつか出ていまして、
中には、「東北のサイレントK」と見出しをつけられたものもいました。
障害者のスポーツということで、
今年は、岡山で11月に全国障害者スポーツ大会が開催されます。
その大会へ向けてがんばっている選手の紹介記事もありました。
この方は、砲丸投げです。
補聴システムのある桃太郎スタジアムでの活躍を期待し、応援しましょう。
いろんなスポーツがありますが、
今人気のあるスポーツとしてサッカーは、無視できないでしょう。
7月には、J1川崎の選手が突発性難聴と診断され、試合を欠場しました。
これは、それまで、聞こえていた人が突然、難聴になるものです。
〔個人情報と聴覚障害〕
4月から個人情報保護法が全面施行されました。
実際にいろいろなことが起きて、困っている方もいます。
ある病院では、外来患者の呼び出しを
「名前で呼ばないでほしい」と申し出があれば、
個別に受付番号を使うことにしました。
でも、患者の約7割が高齢者という病院は
「完全に番号とするのは、現行では難しい」と
対策を模索中です。
別の病院では、聴覚障害の患者の呼び出しに使うポケットベルの活用も視野に入れました。
意外なところで、聴覚障害の言葉が飛び出しております。
それから、
光高校爆破事件
という傷ましい事件もありました。
この事件で被害にあった生徒の中に、
難聴になったものがいるのです。
先の国会では、
自立支援法についての審議もされました。
よくわからないところもありましたが、
いろいろ問題を含んでいたようです。
悪質リフォーム
の問題もあり、
犠牲になった難聴者もいます
けしからん話ですよね。
じーっと見ていると腹がますますたってきますから、
次にまいりましょう。
来年のセンター試験から、
外国語科目の『英語』にリスニングが導入されます。
難聴児を持つ親の方が以前からいろいろな場で、
善処していただけるよう、発言されていたのを思い起こしました。
重度の難聴者には、審査の上でリスニング試験免除が認められる。
と書かれてあります。
ここに、今年の大学入試センターの受験案内があります。
その33頁を見て確認しました。
自分が受けるわけではないんですが…
それから、映画関係のこんなニュースもありました。
これは、先ごろ、「オペラ座の怪人」という映画で人気の出た俳優さんが、
次の映画作品の宣伝のために来日したニュースで、
その映画には、聴覚障害の男の子が出ます。
映画の題名は、「Dearフランキー」で、
この図書館から近い、電車通りに面した映画館で、
今度の土曜日から上映されます。
先日、予告を見てまいりました。
友達が後ろ向きに歩いて、聞こえない少年に話す。
口を見せているのですね。
先生の質問には、答えをメモ帳のようなものに書いてみせていました。
地味だけど、なかなか良さそうです。
ついでに、申し添えますと、
この映画館の最後列から二列は、
補聴システムが備わっています。
是非覚えていただき、
必要な時、必要な方には利用していただきたいと思います。
この後は、
難聴について、おおざっぱに歳を追って、テーマごとに触れながら、
図書館の利用の話もしていきます。
難しい話も出てくるかと思いますが、
わかるところだけ、理解していただけたら結構です。
わからないことを理解しようとしますと、
頭痛がしますよっ。
生まれながらの難聴を先天性難聴といいます。
以前は、言葉を覚える時期を過ぎて難聴に気づき、
聞き取りも、発声も立ち遅れたものですが、
現在では、生まれてまもなく聴力検査ができるようになり、
対応ができるようになりました。
この検査を、
新生児聴覚スクリーニング
と言います。
最初の検査結果はまだ、
聴覚障害のおそれがある、というあいまいなもので、
はっきりしたものではありません。
でも、もし聞こえないとしたら、
早くから補聴器をつけさせ、
言葉を覚え始める時期を逃さずに音を入れると、
そうしないよりは、聞き取りでも発声でも
より効果が期待できるようです。
この
新生児聴覚スクリーニング
って、なんだろう?
新聞では非常に簡単な説明しかありません。
もう少しきちんとした詳しい事を知りたい時には、本がいいですね。
図書館で図書検索をしますと見当たらないので、
二階の自然科学のレファレンス担当のカウンターへ尋ねに行きました。
そこで調べたら、ここの県立図書館にはないけれど、
『新生児聴覚スクリーニング 早期発見・早期教育のすべて』
という本が出版されていると、分かりました。
カウンターでの係りの方から、
「購入希望を出されませんか?」
と言われました。
図書館の本は、主に図書館の職員が選んでいるようです。
大変多くの出版物がある中、
取次店から来たもの、
図書館流通センター(TRC)から出ている資料、
などを前に、
予算を横目に見ながら、
楽しくもつらい選択をしていることと思います。
でも、そこに、
利用者からの要望が入ると、選択肢が増える。
本当のところ、読んで理解できなかったら申し訳ないな、
と思いもしましたが、
そこを判断するのは、図書館に任そう、
と居直りもしました。
後日、県立図書館に入ったその本を、
読んでみると、
分からないところもありますが、
分かるところもある。
分かるところだけでも、私には相当な収穫で、
県立図書館に、感謝感謝、です♪
スライドに戻りましょう。
岐阜県では本年度6月補正予算編成で、
赤ちゃんの聴覚検査事業費が盛り込まれる方針が固まった、
という記事です。
では、私たちが住む岡山県ではどうなっているのでしょうか?
この図書館の二階にある、郷土資料のカウンターで、
そういう事を知りたいのでなにか資料はないですか?
と聞いたら、
「岡山県決算付属書」
というのがあります、と教えてくれました。
その平成14年度によれば、
新生児聴覚障害検査という委託事業に、
4,865万円余りが計上され、
岡山赤十字病院他40件への委託がされています。
その結果も知りたいですよね~。
一緒に、
「主要施策成果説明書」
という本を渡してくれました。
それによれば、
平成13年度から始まっており、
初年度は、
8361人が検査を受け、33名が要精密検査とされました。
引き続き
平成14年には、12,665人が受け、64人が要精密検査、
平成15年には、13,222人が受け、67人が要精密検査、
とされました。
この人数は、その後、
療養開始や経過観察となっていくと少なくなり、
1000人に一人という割合になっていきます。
でも、「要精密検査」と言われただけも、親のショックは大きいと思います。
それにつながるニュースがこれです。
「赤ちゃんの聴覚検査:普及はしたけれど…サポート体制づくりを」
という記事です。
ここに、次のような文章があります。
「検査装置の普及が進み、日本産婦人科医会の調べでは、
既に3割近くの病院や診療所で新生児聴覚検査が行われている」
では、又しても、岡山ではどうでしょうか?
地元の新聞、山陽新聞のデーターベースへ、
この図書館の二階にある情報端末からアクセスできます。
検索しますと、新生児聴覚検査について、
7月4日に記事がある事が分かりました。
その主文も端末で読めます。
「今では県内の全新生児の約75%が検査を受けられる」
実は、この記事、
難聴幼児通園施設「岡山かなりや学園」が1975年に設立され、
今年30年になる、
というものでした。
このかなりや学園の福田先生に、
午後の分科会で、お話していただく予定です。
新生児スクリーニングにかかわるさまざまな事を、
よりくわしく、わかりやすく知っていただけたらと思います。
先にご紹介した、
「新生児聴覚スクリーニング」
という本には、
福田先生とともに、
岡山大学の福島先生も、執筆されています。
福島先生は、聴覚スクリーニング関係以外にも、
いろいろ難聴に関わる仕事をされています。
7月の下旬には、
「遺伝性難聴の治療が期待される研究を発表」しました。
又、人工内耳の手術もしています。
人工内耳について知ってもらおうという講演会・体験談発表の記事が、
5月下旬、7月の上旬に見受けられましたが、
これも県立図書館二階で利用できる
朝日新聞のデーターベース「聞蔵」(きくぞう)
で検索してみると、
他にも、各地でこういう催し物のあった事が分かります。
岡山県では、去年の6月に、
岡山県難聴者協会主催でこのような講演会を行いました。
実は、協会のほうで、その講演会を小冊子にしています。
関心ある方は、受付で問い合わせて下さい。
さて、その人工内耳ですが、
始まった頃に比べ、手術費は大変安くなりました。
また、手術数も増え、信頼性が高まっているようです。
でもね、維持していく上での費用が高いらしく、
その助成を求める要望書を提出したという、
熊本での記事がありました。
このような要望も各地で出されており、
その結果の一つ、
大分市では、全国に先駆け、
「人工内耳」買い替え費用の助成をすることを決めたようです。
次の話題に行きます。
送られたニュースの中で、
難聴学級についての記事が、
私の予想以上に多く見受けられました。
私が思っていたのは、
聞こえる子どもたちと一緒に学ぶインテグレーション、
統合教育が進み、
聞こえる子どもたちの中に、多くの難聴児が入り込んでしまっている、
というものでした。
順々に見ていきましょう。
これは、たった一人の為に、
難聴学級を新設し、卒業に至ったものです。
こちらは、
難聴学級に通う子が、家の近くの小学校で、
自分の学校生活について発表したもの。
他には、
ろう学校に軽度難聴児の通級指導教室を開設したものもありました。
そして、
難聴学級のある小学校とろう学校とが交流したニュースですね。
でも、いい話ばかりではありません。
京都では、難聴学級の存続を求める、
「京都難聴児親の会」の署名運動があり、
署名に添え、要望書を教育委員会に提出しています。
ここで、
岡山で就学している聴覚障害児の様子を見てみましょう。
平成14年を例にして調べてみました。
「教育要覧」によれば、この年度の小学校児童数は、113,246人です。
そして、
「学校保健概要」、
これは、学校での健康診断の記録が載っているものですが、
そこに、検査を受けた人数があり、
さらに、
その16頁に、聴力異常の項目があります。
正確なところは、
皆様ご自身で本にあたり、確認していただければ幸いですが、
私の粗い読み方では、差し引き、
348人が、聴力異常のまま、
と読めます…
別の資料によれば、
平成14年の、
ろう学校の小学部に20人、
小学校の難聴学級に27人でしたから、
これも差し引くと、
301人が聞こえる子と一緒に学んでいる、
と読み取れます。
私は資料からこのように読み取りましたが、
実際の状況はどうなのでしょうね?
この301人の、
聞こえる子といっしょに学ぶ、難聴児教育についても、
午後の分科会でふれる予定です。]]>
情報社会のなかの難聴jの世界 (後半)
http://kimipoem.exblog.jp/3660006/
2005-10-22T12:45:16+09:00
2005-10-22T12:45:31+09:00
2005-10-22T12:45:01+09:00
kimipoem
聴覚障害
大学での難聴者・聴覚障害者に、目を向けていきましょう。
大学におけるノートテイク、
これも、難聴・聴覚障害の世界では、
この4,5年での新しく、大きな動きだと思います。
ノートテイクについての紹介をしたHPが、あります。
ノートも紹介してあります。
それから、
沖縄大学でのノートテイクの話も報道されています。
ここで紹介されている学生の田中さんは、旅行で沖縄が気に入り、
進学先も沖縄と決めていたそうです。
そして、入った沖縄大学でこのように支援体制が立ち上がり、
かなり本腰が入っています。
岡山でのノートテイクのニュースもありました。
関係者の方、来られているのでしょうか?
どこにいるのかな?
そして、
このノートテイクの世界で、
先のほうを行っていると思われる群馬大学の紹介が、
こちらです。
ノートテイクについても、
午後の教育分科会で、ふれる予定です。
しばらく、スライドはお休みして、
図書館の世界についてお話をします
みなさんは、県立図書館で、
ほかの図書館の本を借りて読むことができる、
のをご存知でしょうか?
先にインテグレーションという言葉を出しました。
この頃、いろいろなところで出てくる新しい言葉です。
この言葉の元には、ノーマライゼーションと言われる考え方があります。
この機会に、
ノーマライゼーションについてキチンと目を通しておこうと、
思い立ち、
関係重要資料が本になっていないか、
と社会科学のカウンターで調べてもらいました。
すると、
『国際連合と障害者問題』
という重要関連決済文書が岡山大学にあったので、
早速岡山大学から取り寄せてくださり、
そのカウンターで手にすることができました。
県立図書館には、無い本でも、
このように、他の図書館にある本を、借り出して読めるのです。
実は、その後、
この本は、県立図書館に、入っており、
私の持っているのが、その本です。
図書館と図書館とがつながっている話を、
聴覚障害に関係のある本を例にとって、
さらに、二つほどご紹介します。
手話の世界では有名な伊東さんという方の著作集を、
『伊東雋祐著作集 手話と人生』
以前、市立図書館で希望しましたら、
これは、県立図書館で買って頂きますので、
お待ちくださいと言われたことがあります。
後で、県立図書館から市立図書館にまわして、
読むことができました。
一つの図書館の窓口が、他の図書館へとつながっている、
と実感させられました。
もうひとつ。
「わが指のオーケストラ」という漫画で有名な作品があります。
口話教育が盛んな時代に、
手話教育を絶やすことなく、頑張った人たちの話です。
その原作である、
「指骨」
川渕依子著
1967 新小説社
を読みたいと思いました。
モデルになった校長先生の娘さんが書かれたこの本を求めた時、
これも、市立図書館での事でしたが、
遠くの地方の図書館から取り寄せてくださいました。
ここ、県立図書館では
県下の公共図書館を意識して、つなげており、
ネットで横断検索できるシステムを作ったり、
図書館同士で情報を交換し合うサイトも設けております。
じゃ、また、難聴のお話に戻ります。
次に、大人の難聴者へ移ってまいりましょう。
「わが国の身体障害児・者の現状」
という副題のついた
『平成13年度身体障害児・者実態調査結果報告』
が、
社会科学のレファレンスの近くの開架書架にあります。
それによりますと、
平成13年6月には、
324万5千人の身体障害者がいて、
そのうち、
聴覚・言語障害が、
34万6千人となっています。
これを、年齢別に%で表した数字を、
表にしてみました。
60歳以上で、74.9%を占めます。
また、
40歳以降で、増え方が大きくなっているのも分かります。
では、どのようにして難聴になっているのでしょうか?
騒音性難聴というのがあります。
沖縄にある米軍嘉手納基地からの騒音によるものだとか、
採掘現場の騒音によるもの
それから、
音楽によってなる難聴
去年放送されたテレビドラマ「砂の器」で、
主人公が作曲していた曲は、
本当は、この方が作曲していたものです。
天才バイオリニスト千住真理子さんのお兄さんでもある、
この方は、講演などで音楽の持つ怖さを取り上げています。
その中のひとつが、大音量のステージでなる難聴です。
また、突然の大きな音でなる難聴。
先に紹介した事件での爆発音によるものです。
そして、
突発性難聴という病気でなる難聴。
この方がそうだし、
次のニュースで紹介されているのは、
要約筆記のボランティアをするつもりだったのが、
約3年前に聴力を失い、逆に要約筆記を頼む立場になった、
というものなんです。
先に紹介したJリーグの選手も、この病名でしたね。
それから、
ゆくゆくは老人性難聴になる人でも、
実は、難聴はもっと若いときから始まっている場合もあるようです。
その難聴になるのが急激に進むのが、
進行性難聴。
このように、
聞こえなくなる、難聴になるには、様々な原因があります。
また、原因不明も…
原因別状況についての調査もありました。
事故によるものが、10.1%
病気によるものが、18.8%
などなどですが、
その他・不明・不詳などの部分を合わせると、
56.6%もありました。
今度は、また、本の話に移ります。
図書館で調べるには、
さまざまな参考文献・統計資料が威力を発揮します。
でも、普通の図書も忘れてはいけません。
『突発性難聴の正しい取り扱い』
という本には、
ずいぶん詳しいことが書かれており、
多くを知ることができます。
ちょっと、読んでみますね。
この本では、
急激に生じた感音性難聴すべてを意味する広義のものを
突発難聴 または 急性感音難聴
とし、
現在において、(突発性難聴は)
原因が不明または不確実のものだけに限定されている
1973年(昭和48年)厚生省難病対策の特定疾患に指定され、
その診断基準および聴力回復の判断基準が確立されました
(1984年に改定されています)
突発性難聴についての数字がありますが、
グラフで、イメージだけを受け取ってくださってかまいません。
1971.7~1973.6 調査による、
推定発症者数は、年間3000~5000人
1987年(昭和62)年度には、
全国の推計受療者数は、年間14,000~19,000人(平均16,700人)
1972年度の3~4倍の増加
1993年(平成5年) 21,000~27,000人
2001年(平成13年) 32,000~38,000人
真に発症が増加しているか、あるいは受診率の増加によるものか 、
おそらく両者が関与している
特に増加が見られるのは若年層ではなく
男女とも40~70才代、
特に50~70才代の女性に増加している
この病気は、気に留めていると、
意外に多く、あちらこちらで見受けられます。
有名な人にも、なった人がいます。
ノーベル物理学賞を受賞された朝永振一郎さんの著作集の一巻には、
突発性難聴になって入院した様子を書いてある文章が載っています。
難聴としては、最後になってしまいましたが、
老人性難聴にまいります。
ニュースでは、
哀しいものが多く見受けられました。
豪雨でとりのこされた70歳代の夫婦、
悪質リフォームで被害にあった事例
さっき、ささっと移ったものですね。
消費者金融で提訴したもの。
ここでの被害者は、目も見えない難聴者でした。
データーベースなどでいろいろ調べ物をしている途中、
こういう事件でなくとも、
普段の暮らしで、なにかと虐げられている老人の姿が、
投書など、目に付きました。
これから、高齢化社会を迎えるというのに、
困ったことです。
でも、
いいニュースもありました。
こちらです。
病院でテレビの音を、
手元のスピーカーで聞けるようにした、
というものです。
赤外線補聴システムの応用です。
歳をとったら視力も衰えるので、
字幕より、こっちがいい人もいるのでしょう。
どう老人性難聴に接したらいいのか?
という問いに答えた記事が一つありました。
画面の下のほうにポイントがまとめてあります。
ここで、もう一冊ご紹介しましょう。
最後の一冊だから、
今しばらく、辛抱を…
中公新書で出ていて、最近活字の大きい本としても出版された、
『耳科学』
という本です。
難聴について幅広くふれていながら、
ところどころ深く学問的なことも書いてある本です。
その中で
老人性難聴について次のように記してあります。
中枢神経内の聴覚系の神経細胞が消滅することにより、
音の分析能力が低下する
つまり、言葉の明瞭度が低下する
音が聞こえても意味がとりにくい
方向性も低下する
これらの事実が、
高齢者では補聴器を装用して音を大きくしただけでは、
あまり役に立たないことにつながる
このように学問的にきちんと理解して、老人性難聴に向き合うと、
これまでの接し方と少し違って接せられるかもしれませんね。
老人性難聴については、午後の分科会で、
岡山大学名誉教授の小倉先生にお話いただく予定ですので、
役立てていただきたいと思います。
さまざまな難聴をご紹介してまいりました。
難聴がらみで、最後にもうあと二つほど、
紹介します。
聴覚障害者の情報保障手段として、要約筆記があります。
今は、前ロールという方法で情報保障していますが、
午後の分科会では、実際に要約しながら、
特殊な機器をもちいておこないますので、
そちらも是非ご覧ください。
次に紹介するのは、
その要約筆記のボランティアをしている方が、
ご自分の職場で要約筆記を活かしたものです。
プラネタリウムのある科学館の売店で働く方がボランティアで要約筆記をされています。
そのつながりで、プラネタリウムに字幕がつき、
聞こえない人もプラネタリウムを楽しめるようになりました。
さまざまなところへ日本語字幕をつけるのも、要約筆記の活動です。
岡山要約筆記クラブでも、
上映しているスクリーンに日本語字幕をつけたことがあります。
何年か前に、「ピンポン」という作品に字幕をつけた時など、
映画の公式サイトで話題にもなりました。
聞こえない人のコミュニケーション手段として、手話があるのは、
皆さん、よくごぞんじのとおりです。
その手話に関心ある方が、イルカの調教師をやっています。
その人が、
観客席で手話をしている親子を見かけたり、
聞こえずあきらめて途中で退場する方を見て、
手話に挑戦し、
手話で、イルカショーを楽しめるようにしました。
鹿児島の水族館の話です。
聞こえる方に、
聴覚障害に関心を持っていただけたら、
このように、私ども聴覚障害者の世界がそれだけ広がる、
可能性が増えます。
どうぞ、宜しくお願いしますね。
プラネタリウムの記事も、
イルカショーの記事も、
地方の新聞からでした。
この図書館には、主要全国紙だけでなく、
数多くの地方新聞があります。
それらのほとんどは、書庫にあって、目に付きませんが、
まず、ほとんどの方が驚くほどある、と私は思います。
驚くほどあると言えば、
今日はまったく取り上げませんでしたが、
雑誌も多いのですよ。
300以上あるところまでは確認しましたが…
私の母校、丸の内中学校の跡地であるここに、
県立図書館が開館して一年近くになります。
もう100万人以上入館しましたね。
天神町にある、あの坂道を登り、階段を上がり、
そうして、重いドアーを二つも押し開いて、
ようよう入れる旧館を、
30年余り前から利用してきたものとしては、
この盛況は感慨深いものがあります。
去年の旧館閉館前には、
毎月1万人余り、閲覧していた記録が、
新館開館後、月に7万から10万ほどの入館者数となっているのです。
新館の魅力は、いろいろたくさんあり、
利用される方、それぞれ贔屓があるでしょう。
大きく分けて、
資料、機能、職員、
となると思われます。
いずれも、利用する人がよりよく活用すればするほどに、
もっと、良くなるものばかりです。
ご一緒に、活用して、もっと素敵な図書館にしていきましょう♪
引き続き、図書館からのご案内を、お聞きください。]]>
2005年初夏の手前
http://kimipoem.exblog.jp/2649293/
2005-05-03T22:50:39+09:00
2005-05-03T22:51:48+09:00
2005-05-03T22:51:48+09:00
kimipoem
未分類
一人で静かにゆっくり、気ままに過ごしたくてたまらなくなる。
孤独癖と言われても、「そうだね」と素直に肯ける。
振り返ってみれば、そういう時間の方がより多くいろいろ思い返されるような気がします。
忙しい時はあっという間に過ぎ、なかなか思い出せないことが多いけれど、
ゆっくりとした時間は、そうそうあんな時が、こんな事があったと思い出せる。
例えば、日曜日の朝。
この頃は、共働きなので家事に追われ、あっという間に昼になる。
子どもが幼い頃はそうではなく、かみさんが家事をしている間、
子どもを連れて、街や通りや、土手でゆったりと時間を過ごしていた。
途中で買ったお菓子を一緒に頬張りながら、
子どもの目線で、それまで気づかなかった風景の切れ切れを発見して楽しんでいた。
時には子どもと一緒に昼寝をしたこともあった。
それくらい何にもない過ごし方をしても、充実した一日を過ごした実感があり、
この頃のように、休んだ気がしない、のとは雲泥の差です。
「わが人生の時」と言える時間をすこしでも多く持って、
いくらでも思い返して、飽くを知らない風でありたいと思います。
さて、目を今の街に戻しましょう。
桜はとっくに葉桜になり、
ハナミズキやつつじが咲き出しています。
バトンタッチをするように様々な花が次々と咲いていくのは、
本当に気持ちを、明るく、前向きにしてくれます。
体具合が思わしくなく、この時期が嫌いな方もいるけれど、
この時期のこんな様を、率直に味わえる自分の幸せをかみ締めた次第。
ご近所のツバメたちも帰っていました。
近くの山では、野鳥たちがかしましいだろうな、と想像する。
川面のきらめきも、初夏を思わせます。
そうそう、車での出勤も、次第にバイクの方に移ってきていました。
出勤時には、又、今年も会える顔があって安堵することもあれば、
新顔に「やぁ~、初めまして」と声をかけたくなる方もいる(笑)
服を替え、布団を替え、ストーブなどの家具を替え、いろいろ忙しいけれど、
それも楽しい、と言える境地に早く達したいな。
もう、四月も終わり、五月になってしまった2005年の春、
あなたは、元気ですか?]]>
目には見えない何か
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2005-04-09T10:07:18+09:00
2005-04-09T10:08:05+09:00
2005-04-09T10:08:05+09:00
kimipoem
聴覚障害
中後期短編集1952-1982
パトリシア・ハイスミス著
2005 河出書房新社
中期の短編集にある、
様々なバリエーションの物語を読んでいる内に、
彼女が単なるサスペンス作家でない事がよく分かってきました。
読んでいて落ち着かない気持ちにさせられるのは、
自分の心の中にもある何かが照応しているわけですが、
読んでいる自分は作中人物と同じ様になってもおかしくないのに、
ならないのは何故だろう?
そんなところから、彼女の書こうとしているものが見えてきました。
それは、なにものにもとらわれない人間の心の危うさだと思う。
自分が犯罪を犯したり、一戦を越えないで居られるのは、
様々なしがらみや、多様な価値観の中でのバランス感覚があるからではないか?
人付き合いのしがらみが薄れてきたり、
一つもしくは数少ない価値観に寄りかかってしまいがちな、
現代人の心理を見据えて書いているようです。
登場人物は、皆、裕福だし、
家族はいないか、少ない。居ても、その結びつきは弱い。
そして、地域にも、特定の団体にも属していない場合が多い。
また、心の拠りどころが、少ない。
そういう人物が主人公になっている。
これは、現代人の特徴といわれているものでもあります。
彼女は、早くからその特徴をすくい上げ、取りまとめたといえるのではないでしょうか?
そういう特徴を備えた人が、どんどん増え、大多数になった現在、とも思えます。
怖い世の中です。
犯罪(者)への関心、現代人の心理への関心が、融合し、
それに的を絞り、ぶれなく書く筆致が冴えて、出来上がった作家でしょう。
翻って言えば、初期の作品について、
的を絞らず、いろいろな試みを現している、
という解題に頷ける事がようよう出来ました。
犯罪にとらわれない作品がより多く、(笑)
心理への関心のありようが覗え易いです。
なにものにも、とらわれないというのは、
言い換えれば自由、
更に言えば、不安定でもある。
ニュートラルな視点を堅持し続けて書くので、
話の先が見えず、
作者の上手さは見えても、作者が見てこないのでしょう。
でも、短編集を一通り読み、解題を読み直してみると、
彼女の人生観・人間観が込められているのが透けて見え出し、
驚きました!
この短編集の最後から二つ目の作品では、
犯罪も、事件も起きていません。
リプリ―の作者というところから、より自由な作者の素顔が見えるようです。
こういう作品を読むと、この短編集の目論見が見え出してきます。
人間の心の危うさばかりでなく、偏狭さもしっかり睨んでいる。
一通り読んで、ようやく、彼女の作品を読む準備ができる。
大人の文学なんだ、そう呟いてしまう。
彼女の日記などの研究が進めば、もっといろいろな事が見えてくること、
必定です。
彼女の文学研究は、大変そう…。
先の短編集よりは、先が読めにくく、上手くなっていると断じられます(笑)
つまるところ、またしても、巧さに、呆然とするだけでした(^^ゞ]]>
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