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大正期の文藝評論

谷沢永一著
1990 中公文庫

元は、昭和37年1月に刊行されたもの。

「本の船」で向井敏が、
「文芸批評を創始したのはだれか」
と題し紹介した本。

向井さんの紹介はこうある。

広津和郎と佐藤春夫の話法を解析し、
この二人こそ、
近代批評史上はじめて
文芸批評の何たるかを
世に知らせた批評家だ
と談じたのである。

広津和郎の名に目が留まり、
早速、図書館で求めた。
一読し、あの「自由と責任とについての考察」を軸に、
展開されている論旨に頷くばかり。
これまで漠然と感じていた事が、
整然と記されていて、
こういうのが読みたかったんだ、
とうれしかった。

思い返せば、大学に入るか入る前の頃、
中央公論という総合雑誌で紹介されているのを読んで、
初めてその本、その文章を知り、
その後の自分の支えになった。

その後に、松川事件との関わり、
小林秀雄とのトルストイ論争などを知った次第。
後年刊行された全集はありがたく、
折に触れ、あちらこちらを読んだ。
評論の部分が一番多い。
「年月のあしおと」も印象深い。

広津和郎さんについての本が出れば、
それもその都度気がつく度に求めて読んだ。
全集の後では、
「広津和郎著作選集」が一番貴重!

是非に語り継がれ、読み継がれて欲しい。

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by kimipoem | 2014-02-10 22:14 | 本・読書

本の船

向井敏著
1992 毎日新聞社

1985年から1991年に書かれた文章で、
その当時の新刊が対象となっている。

目次で書名を目にし、
懐かしく思うこともあれば、
全く知らず、どんな本なんだろう?と探す事もあって、
知的好奇心をくすぐられた一冊。

海老沢泰久さんの名を見て、
そうそうこの頃は海老沢さんの本をよく読んだもの。
早くに亡くなられたのが惜しい。

丸谷才一さん、熱心な読者とはいかないが、
折に触れて開いた本も数知れない。

ロバート・パーカー、
あのスペンサーシリーズ、
初期の頃出るのを楽しみに、
毎秋を楽しみにしていた。
ディック・フランシスと前後して同じ頃に毎年新刊が揃って出ていた。

ボブ・グリーンもひと頃、読んだ。
醜聞と共に離れた。

藤沢周平さん、エド・マクベイン、まだ生きていて、
新刊が楽しみだった、いい時だった。

森 銑三さん、時折思い出したかのように、読んだもの。
この本で、「武玉川選釈」を知ったのが大きな収穫。
早速、市図から、
「森 銑三著作集 続編 第九巻 曲籍篇三」
を借り出して拾い読みする。
新しい世界への誘いで喜ぶ。

谷沢永一「大正期の文藝評論」で、
広津和郎が取り上げられている事に驚き、
広津和郎の評論に親しんでいた頃を思い出す。
最近も、徳田秋声の事で一部読み返した。

書いているとキリが無いような気がしてくる。
向井敏さんの本はまだ他にもあるから、
又の機会にこの続きを書こう。
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by kimipoem | 2014-02-06 23:21 | 本・読書